熊本の農畜産物

露地ショウガ収穫迎える 台風被害もなく順調 JA熊本うき

2023.11.14
ショウガの収穫作業

 JA熊本うき管内で、露地ショウガの収穫が始まった。台風被害もなく、生育はおおむね順調。11月下旬まで収穫量2100トンを目指し、生産者は早朝から日暮れまで収穫作業に追われている。

 管内は県内有数のショウガ産地。宇城市小川町を中心に、同市豊野町や下益城郡美里町で栽培し、JA生姜専門部会では115人が63ヘクタールで栽培する。

 特別栽培する生産者のうち38戸で、農産物の安全性や環境保全の取り組みを認証するJGAP(日本版農業生産工程管理)の団体認証を取得している。

 部会は、消費地で試食宣伝会を開くなど、PRにも力を入れる。青壮年部と女性部では他県で研修し、栽培技術の向上にも努めている。

 中村誠也部会長は「猛暑や生産コストの高止まりで厳しい栽培環境が続く。良いシーズンになるように高品質なショウガ出荷に努めたい」と話した。