ＪＡ熊本市北部選果施設でメロン「アールス」の出荷が本格的に始まっている。品種は「ヴェルダ」「雅」の青系を中心に赤系の「妃」なども扱う。来年８月まで、総出荷量７００トン、販売金額５億円を目指す。

　ＪＡ園芸部会北部支部は２０戸が２５ヘクタールで作付けする。コロナ禍など経費過重な厳寒期から春先に厳しい生産期間を過ごしたが、支部内や生産農家の意識徹底により階級確保や製品率低下を防ぎ、出荷量や品質の安定に努める。

　北東営農センター販売担当の尾方健係長は「これから冬場を控え経費を要する時期に入る。消費環境も徐々に回復しており、物日やイベント需要に対し有利な展開に繋がるように最大限の還元に努めたい」と話した。