熊本の農畜産物

秋期大玉スイカ出荷スタート JA熊本市

2023.11.01
スイカを荷受けする作業員

 JA熊本市北部園芸部会で、2023年産秋期大玉スイカの出荷が始まった。品種は「羅皇」と「三男坊」。カット、ブロックなど多様な販売が展開され、全国の産地間リレーで通年出荷する。出荷計画は11月まで300トン(前年比110%)を見込む。選果機器の利用による品質の均一化を図る。

 23年産は過去になく夏日が続いて生育が心配されたが、肥大は順調だ。出荷前にJA担当者が農家と内容を確認し、平準化して出荷する体制を整えている。部会は今後、播種期の検討など11月から始まる来春への準備に入る。

 北東営農センターで販売を担当する尾方健係長は「気象条件が毎年異なり、経費も重なるため生産状況は厳しい。労力に対して最大限、還元できるように安定販売に努めて行きたい」と話した。