
JAやつしろ青壮年部は10月中旬、トラクターの操作技術を競う「水田深耕畝立競技大会」を八代市で開いた。コロナ禍で4年ぶり。郡築地区やJA青壮年本部から7チームが出場し、「郡築1・2番チーム」が優勝に輝いた。
競技開始の合図とともに、ロータリーの爪と培土板を取り付けエンジンを始動、順番に畝立てをする技術を競った。「機械操作・管理」「作業の姿勢」「畦(うね)型・直進性・作溝の良否」で採点した。
山住昭二組合長は「八代では露地野菜の面積も増えている。良い農産物の生産には畝作りが大切。大会を通じ、畝立ての技術を磨き安定生産につなげてほしい」と述べた。
大会は県内唯一のトラクターの競技大会。農業機械の正しい操作技術を身に付け、事故防止や後継者育成を目的に1979年から毎年行う。同市にある郡築神社秋季例祭の奉納行事も兼ね、多くの人が応援に訪れた。