玉名市柑橘（かんきつ）振興協議会（玉名市とＪＡたまななどで組織）は、東京でトップセールスを行った。卸売市場との交流で消費地のニーズを把握し、玉名産柑橘の販売力向上を図り、農業者の所得増大につなげることが目的だ。

　市場関係者と開いた販売対策会議では、玉名市の藏原隆浩市長（協議会会長）やＪＡの橋本明利会長、柑橘部会の中村隆一部会長らが参加。柑橘の生産概況や販売実績、販売促進企画などを協議した。

　橋本会長は「異常気象や世界情勢などの影響で環境は依然厳しいが、日本の食を守るため、おいしい柑橘類を安定供給したい」と話した。

　資材や農薬の高騰などで農業を取り巻く環境が厳しい中、各関係機関が協力し農家の所得向上や玉名産農産物ファンの獲得に向けて取り組んでいく。