
熊本市西区河内町のJA柑橘(かんきつ)選果施設は、ミカンの出荷シーズンに合わせて県、市の担当者協力で、市内小学生の施設見学を受け入れている。食育活動の一環として、農業やミカンについて知ってもらうことが目的。10月~11月末まで、61校4529人が見学する予定だ。
3日は、市内小学校3年生144人が施設を見学。同選果施設の担当職員2人が施設での作業やミカンが出荷されるまでの流れなどをクイズ形式で問いながら児童に説明した。施設見学では最先端の選別機械やミカンの糖度、酸度を調べる光センサーを見た児童からは驚きと歓声があがった。
同選果施設では、露地温州、中晩かんなど年間約2万トンを選果している。説明を担当した職員は「ミカンには栄養素が豊富に含まれている。たくさん食べて元気に過ごしてほしい」と児童に呼び掛けた。