熊本の農畜産物

ミニトマト本格出荷開始 総出荷量2400トン目指す JA熊本うき

2023.09.29
選果されるミニトマト

 JA熊本うき管内で2023年産ミニトマトの出荷が始まった。JA熊本経済連「第二園芸集送センター」では9月中旬、約300ケース(1ケース3キロ)を出荷。猛暑で生育の乱れもあったが、生産者による適切な管理で無事に出荷を迎えた。

 JAは時期ごとの着色設定の遵守や目ならし指導、生産者による1次選別の徹底で品質を重視したミニトマトの安定出荷を目指す。

 秋と春のピーク時には、日量約6000ケースまで増え、24年6月まで総出荷量約2400トンを見込む。高糖度のプライベートブランド「恋べに」の有利販売に取り組む。

 JAは県内有数のミニトマト産地。23年産は130戸の生産者が36・2ヘクタールで作付けする。

 営農指導部園芸一課の平川英幸課長は「生産資材が高騰する中、収量増に向けた取り組みが重要となる。積極的に講習会などを開き、収量増へつなげたい」と話した。