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宿根カスミソウの出荷開始 JA熊本うき

2023.09.21
カスミソウの状態を確かめる担当職員

 全国有数のカスミソウ産地であるJA熊本うき管内で9月上旬、宿根カスミソウの出荷が始まった。2024年6月まで全国各地へ、総出荷量6万5000ケース(約650万本)、販売金額約5億6000万円を計画する。

 管内のカスミソウ生産者は41戸。作付面積は約14ヘクタール。高温による影響が心配されたが、生産者は水管理を徹底するなどして対策。問題なく生育が進むように努めている。

 出荷するJA熊本うき花倶楽部は、常に安定した出荷量が確保できるように部会員で協力。切れ目のない出荷は市場からの評価も高い。今年20周年を迎える同部では、22年産の販売実績が過去最高額を更新するなど好調な販売を続ける。

 部会は今後、年末や春の需要期に合わせての目ならし会や現地検討会を予定し、全体での品質管理を徹底する。

 JA西営農センター花集荷場の際田賢二さんは「高齢化や農業資材の値上がりで、生産現場は厳しいが、責任産地として数量を落とさず安定した出荷に努めていきたい」と話した。