熊本の農畜産物

栗の出荷スタート 仕上がり良好 JA菊池

2023.09.06
栗の出荷基準を再確認する部会員ら

 JA菊池栗部会は栗の本格出荷を前に8月24日、JA北営農センターで目ならし会を開いた。色合いや裂果具合など商品と規格外品の基準を再確認し、28日から県内加工業者への出荷が始まった。

 早生品種「丹沢」の加工用出荷から始まり、8月下旬には「杉光」「ぽろたん」「筑波」「利平」「銀寄」「美玖里」と続き出荷ピークを迎える。出荷は10月中旬まで続き、部会員153戸で2023年産は80トンを見込む。

 同部会の後藤敬一部会長は「生産量は平年並み。気候にも恵まれて品質の良い栗に仕上がっている。品質を下げないよう管理を徹底していきたい」と話した。

 栗を担当するJAの宮川翔職員は「部会員が個別で徹底して行う収穫後の水処理は、病害虫・腐敗果を取り除くための作業の軽減と鮮度保持に繋がっている。集荷時には検査員が品質検査を徹底して行っているので安心して食べていただきたい」と話した。