
県内有数のクリ産地であるJA鹿本では、8月中旬からクリの集荷が始まっている。9月下旬をピークに10月中旬まで、主に中部・九州地方へ出荷する。2023年度は総出荷量350トンを目指す。
23日、生産者62人が568キロをJA菊鹿選果場に持ち込み、作業員らが丁寧に選果した。水選機などを使うことで、実が詰まった良質な栗の選別、出荷に努める。
JAクリ部会は537人、550ヘクタールで「丹沢」「杉光」「筑波」「銀寄」「利平」「美玖里」などを栽培する。
営農指導課の藤森拓郎さんは「着果、玉肥大とも良好で、出荷も順調だ。今後も『やまが和栗』の認知度向上を目指し、部会一丸となって高品質生産に努めたい」と話す。
9月中旬から、JAオンラインストアでも販売する予定。