熊本の農畜産物

小玉スイカ出荷開始 JA熊本市

2023.09.01
スイカを出荷する園田さん

 JA熊本市東部園芸部会は8月下旬、小玉スイカの荷受けを東部支店でスタートした。品種は「ひとりじめBonBonリッチ」。約600玉が出揃い、関東、関西中心に初出荷した。9月末まで、総出荷量1万玉を目指す。

 2023年産は、高温と収穫前の適度な雨で肥大は良好。台風の風による傷が懸念されたが被害もなく、糖度も12、13度で食味良く仕上がっている。

 部会は生産者5人が無加温ハウスで栽培する。収穫後、見た目や叩いた音を聞き、家庭選別をして持ち込む。

 生産者の園田博美さん(60)は「昨年より玉も大きく、シマ模様が濃く出ている。まだまだ暑い日が続くので、おいしいスイカを食べて熱中症対策に備えてほしい」と話した。