熊本の農畜産物

キュウリ共販出荷開始 生育は順調 JA熊本うき

2023.08.28
キュウリを持ちんだ澤田さん

 JA熊本うき管内で8月中旬から、2023年産キュウリの共販出荷が始まった。この日はJA熊本経済連第二園芸集送センターで181ケース(1ケース5キロ)を地元や中国地方へ出荷。市場のニーズに応え、本年産も8月からの出荷となった。生産者は耐候性ハウスの増設や定植期の分散によって、選ばれる産地を目指す。

 JA胡瓜専門部会は土壌分析を活用した土づくりや天敵利用による害虫防除などの総合的病害虫・雑草管理(IPM)、台木栽培の試験などに取り組み、生産コスト削減と早期からの安定出荷に努める。年間出荷量では1000トンを目標に掲げる。

 宇土市のJA北営農センターにキュウリを持ち込んだ澤田和宜さんは「心配された台風被害もなく、生育は順調に進んでいる。目標収量へ向け頑張りたい」と話した。