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「よかくまシステム」防災呼びかけにも活用 JAかみましき

2023.08.29
よかくまシステムを紹介する職員

 JAかみましきは7月上旬の豪雨で管内が被災したことを受け、組合員・利用者の安全確保や防災に力を入れる。JAの「よかくまシステム」は、従来は出荷数量などを管理するシステムだが、災害時には防災を呼び掛けるものになる。

 台風6号が最接近した際は、予想進路を踏まえ管内の組合員・生産者にいち早く対策を伝えた。7月の豪雨で河川の氾濫などの被害を受けた益城支所管内では、職員が生産者を訪問して対策を呼び掛けた他、台風通過後も被害状況や作物の生育状態を確認した。

 本所ではいち早く災害対策本部を設置した。田原要一組合長は「熊本地震や豪雨災害の経験を生かし、災害時には速やかな被災状況の把握と、組合員・利用者に混乱を招かないよう最善を尽くしたい」と話した。