熊本の農畜産物

梨の出荷始まる 親子で収穫作業 JA菊池

2023.08.22
梨を収穫する松岡さん親子

 JA菊池管内で梨の出荷が始まった。菊池市で梨を生産する松岡真さん(46)は8月上旬から「幸水」を出荷し、収穫作業には息子の優真さん(21)も手伝う。

 台風被害や高温障害による芯腐れは少なく、出荷前に適度な雨にも恵まれた。真さんは「甘さもあり、十分に仕上がった」と話した。8月中旬まで「秋麗」も出荷され、「豊水」「あきづき」「新高」「新興」と品種を替えて10月下旬まで出荷する。収穫した梨はJA熊本果実連を通じて関東・関西に出荷される他、県内の直売所などで販売される。

 優真さんは農大で果樹を学び、今年より就農。「美味しくできた菊池の梨を多くの人に食べてもらいたい。これからもしっかり学び、父と共に、一口食べると笑顔溢れるくらいおいしい梨を作っていきたい」と笑顔で話した。真さんは「手作業が多いが基本を忠実に、愛情を込めておいしい梨を生産していきたい」と期待を込めて語った。