熊本の農畜産物

スダチ出荷ピーク 香り良く上々の出来 JA熊本うき

2023.08.10
スダチの着色などを検査する職員

 JA熊本うき管内の三角地区でスダチが出荷ピークを迎えた。2023年産は、大きな気候の乱れもなく順調に生育が進み、香り良く上々の仕上がりとなった。直径3センチほどの果実の収穫に、生産者は早朝から汗を流している。

 JA柑橘選果場では、1日500ケース(1ケース1キロ)以上を週に3回選果する。8月末まで関東や東北、直売所に約4トン出荷する。選果場に持ち込まれたスダチの形や色付きなどを職員が確認し、鮮度を維持した状態で出荷する。九州産は珍しいが、市場からの評価は高い。

 西営農センターの土屋雅生代理は「管理作業の徹底で、はっきりした色合いの果実が収穫できている。良い状態のものを消費地に出荷したい」と話した。