熊本の農畜産物

梨「幸水」出荷順調 JA熊本市

2023.08.06
梨を選果する作業員

 JA熊本市芳野選果場で梨「幸水」の選果、出荷が始まっている。初出荷日は約2トンを県内と東京に出荷した。選果員が目視で1玉ずつ傷の有無や色合いなどを厳しく確認した後、選果機で大きさや形を選別、等級を分けて箱詰めをする。

 2023年産は花の開花時期が7~10日ほど早かったため、例年よりも出荷が前倒しとなった。品質、収量は例年並み。7月上旬の大雨による被害もなく、順調に出荷は進む。

 JA芳野梨部会は生産者22人が約8ヘクタールで作付けする。7月下旬からは「凜夏」「豊水」「あきづき」「新高」と品種リレーをしながら10月中旬まで出荷が続く。総出荷数量120トン、販売金額5000万円を目指す。

 梨の販売担当職員は「これから暑い日が続く。熱中症対策としてみずみずしい梨をたくさん食べてほしい」と話した。