
JAあまくさ管内では、7月下旬から本格的に稲刈りが始まった。天草地域は温暖な気候を生かした早期米の産地として、管内の水稲作付面積は900ヘクタールに及ぶ。2023年産の集荷計画は1500トンで、そのうち早期米が1350トンを占める。主力品種は「コシヒカリ」だ。
上天草市松島町の3.4ヘクタールで栽培した松本峯夫さんは「梅雨の長雨が少なく天候に恵まれ、特別栽培米の基準を守り防除作業が計画通りできた。今年は味も品質も良い手ごたえを感じている」と話した。収穫のピークは8月15日ごろまで。
収穫した早期米は乾燥、調整、検査を経て、JA熊本経済連を通じ関東、関西、九州に販売する。店頭での販売は8月盆前からとなる見込みだ。