
JA菊池管内で、盆用切り花として重宝されるパンパスグラスの出荷が7月29日から始まった。出荷は盆前の8月13日まで予定しており、生産者は短期間出荷に集中する。アレンジ用やドライフラワーとしても人気が高い。管内での栽培は37年前から旧合志町で始まった。県内JAでは菊池だけが出荷する。
昨年就農した菊池市の田中涼太さん(33)はカンショとともにパンパスグラス栽培をし、この時期は出荷作業に奮闘する。両親と3人で収穫し、調整作業は経験者の手を借りて作業を進め、1日500本を出荷する。田中さんは「梅雨時期にあまり雨が少なかった影響か昨年より本数が少ないが、一本が太く、2L中心で出荷できている」と話した。
同JAで花き販売を担当する岩下将久郎さんは「品質は良好で、みずみずしい白銀色は市場でも好評。しっかり販売していきたい」と話した。
管内の生産者は20戸で、期間中関東を中心に日量200~300ケース(1ケース2L50本、L70本、M100本)を出荷する。