熊本の農畜産物

オクラ出荷最盛期 こまめな管理作業で品質良好 JA菊池

2023.08.01
集荷されたオクラを確認する職員

 JA菊池管内でオクラの出荷ピークを迎えている。小まめに開く栽培講習で部会員の意識を統一し、品質の良さと夏場の健康野菜として高値で取引される。日量3000~4000パック(1パック:80㌘)を関東に出荷する。

 管内での栽培は、十数年前から高齢者対策の軽量野菜として、また、夏の所得確保として始まった。部会員36戸で3.9ヘクタール(露地3.2ヘクタール、ハウス0.7ヘクタール)を栽培する。10アール当たり収量の目標は、露地で2.5トン、ハウスで3.5トン。出荷は11月下旬まで続く。

 園芸課の岩根正孝係長は「露地栽培の出始めに、雨が強くなったが、生産者の努力で品質は良好で、M中心の出荷が出来た。JA菊池の主力品種として、多収品種の導入、栽培管理の徹底で反収増量を目指している」と話す。