熊本の農畜産物

イチジク出荷ピークへ 天候恵まれ高品質 JA熊本うき

2023.07.30
イチジクの状態を確認する担当職員

 県内一のイチジク産地であるJA熊本うき管内で、イチジクの出荷がピークを迎えた。気温の上昇と共に生育は順調に進み、好天と適度な雨に恵まれ高品質なイチジクの出荷が続く。

 7月中旬に約4000パック(1パック250グラム)がJA柑橘(かんきつ)選果場に持ち込まれた。冷蔵倉庫で職員がイチジクの内容を確認し、品質管理を徹底して出荷した。

 管内では宇城市三角町を中心に、宇城いちじく部会の25人が、約3・5ヘクタールで栽培。県内や広島を中心に出荷する。9月まで総出荷量80トン、販売金額1億円を目指す。

 選果場の奥田洋樹主任は「長雨が続くこともなく、日照時間を確保でき、果実内容が良い。栄養満点のイチジクで暑い夏を乗り越えてほしい」と話した。