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[未来を見つめる わたしの地域のSDGs](105) 食の大切さを学んで 小学校で田植え体験 JAやつしろ

2023.07.25
田植え体験を行う児童ら

 JAやつしろ青壮年部千丁町総支部は6月中旬、八代市立千丁小学校で5年生65人に田植え体験を行った。この活動は、食農教育の一環として毎年行われ、同小学校では5年生の学年行事として30年以上続く歴史のある行事となっている。

 参加した児童らは、楽しそうに泥を触ったり、慣れない手つきで苗を植えたりし、楽しむ姿が見られた。「元気に育ってほしい」「収穫が楽しみ」など今後の生育に期待する声もあった。

 未来を担う地域の子どもたちに「食」と「農」の大切さや「農業」を身近に感じることで心豊かな成長を願い実施するこの取り組みは、持続可能な開発目標(SDGs)のうち、目標4「質の高い教育をみんなに」を目指す。

 同青壮年部事務局の坂田一将さんは「自分も5年生のときも田植えを体験し、自分の子どもの代まで続いており、とても感慨深い。植え付けから収穫まで自分たちの手で育てることで、作物を作る楽しさや大変さを知り、「食」の大切さを学んでもらいたい」と話した。

 今後は、同青壮年部の部員らが管理を行い、10月下旬ごろに児童らが収穫し、収穫された新米は、給食で食べる予定だ。