熊本の農畜産物

夏秋野菜のナスの出荷が本格化 JAくま

2023.07.06
生育状況を確認する黒木部会長

 JAくま管内で夏秋野菜のナスの出荷が本格化している。露地栽培のナスの出荷が始まる6月下旬に栽培講習会と出荷査定会を開催。生産者約40名が、梅雨時期の管理や防除、出荷要領などを確認した。

 ハウス栽培は3月の定植後、順調に生育し5月中旬から出荷が始まった。4月定植の露地栽培は、定植後の曇天や朝夕の低温の影響で例年より生育が鈍かったが、現在は例年並みまで生育は回復。日量約900キロの本格的な出荷となっている。

 約12アールを栽培するJA茄子部会の黒木康徳部会長は「気温の上昇に伴い、ハウス内の風通しを良くして乾燥に留意する。株へのストレスを与えないよう管理を徹底している」と語る。

 部会では定期的に講習会を開き、排水対策や防除の徹底など収量増加に向けて取り組む。8月上旬に出荷ピークを迎え、11月中旬まで続く見込みで、250トンを計画している。