熊本の農畜産物

「高砂レンコン」出荷スタート JA熊本市

2023.06.22
出荷するレンコン「泥つき」を確認する藤本部会長

 熊本市西区で早掘りとして有名な「高砂レンコン」の出荷がスタートした。6月上旬時点で、「洗い」1200ケース(1ケース2キロ)を関東地方中心に出荷し、「泥つき」800ケースを西日本中心に出荷した。6月下旬までハウス栽培が続き、その後露地に切り替わる。8月中旬まで総出荷量200トン、販売金額2億円を目指す。

 JA熊本市高砂蓮根(れんこん)部会は出荷査定会を開いた。藤本直人さん(75)のハウスに集まり、収穫したレンコンの関節の太り具合や重さを確認して、出荷規定や家庭選別について協議した。

 部会は23戸が約40ヘクタールで作付けする。出荷時に鮮度保持シートを入れて品質維持と作業簡潔化に取り組む。翌日市場へ届くように航空輸送する。

 藤本武部会長は「今年は例年より3日遅れの出荷開始を迎えたが、玉太りも順調で、昨年と同様の収量を見込む。透き通るような白さと、シャキシャキとした食感のレンコンを味わってほしい」と話した。