
JA熊本市トマト部会の大玉トマトが出荷ピークを迎えた。5月、日量約4500ケース(1ケース4キロ)を関東、関西に出荷。2、3月の冷え込みで生育が遅れたが、収穫時期の天候回復で果実内容、玉肥大ともに例年同様に良質となっている。
部会では38戸が約18ヘクタールで作付けする。昨年度から主力「麗容」に加え、玉ぞろいが良く秀品率も高い新品種「かれん」と、病気に強く裂果が少ない「麗妃」を導入している。ハウス内の高温と強い日差しの影響でトマトの黄化を防ぐ対策として、全部会員が遮光カーテンなどを導入。こまめな温度管理や栽培管理を徹底する。6月下旬まで出荷が続き、総出荷量3500トン、販売金額9億円を目指す。
営農指導員は「出荷ピークを迎え、日量が増えている。丁寧な選果作業を心がけて最後まで安定した収量を出荷していきたい」と話した。