熊本の農畜産物

ナス出荷最盛期を迎える JA熊本市

2023.06.08
ナスを選果する作業員

 JA熊本市野菜選果施設で2023年産「肥後のでこなす」が出荷最盛期を迎えた。品種は「PC筑陽」。5月上旬で日量50トンを関東、中京、関西地区中心に出荷。寒波で全体的に生育が遅れて収量はやや少ないが、4月からの気温の上昇、天候回復で遅れを取り戻し、品質も上々な仕上がりとなっている。

 JA茄子(なす)部会は169戸が約76ヘクタールで作付けする。部会員の8割が天敵を導入。栽培管理の統一を図るため月1回、現地検討会を開いて安全・安心なナス栽培を徹底する。出荷は6月末まで続き、総出荷数量1万3680トン、販売金額48億円以上を目指す。

 営農指導員は「今後も選果場や現地検討会で確認しながら高品質出荷を目指し最後まで取り組む」と話した。