熊本の農畜産物

「天草びわ」の収穫ピーク JA本渡五和

2023.06.06
ビワを収穫する福田さん

 JA本渡五和管内で「天草びわ」の収穫をピークを迎えた。1月の寒波で大きな被害が発生し、5月初旬から始まった出荷では例年の4分の1程度となった。

 JA果樹部会枇杷(びわ)部の福田吉忠副部長の園地でも葉擦れ防止と果実品質向上のための袋掛けが遅れたが、果肉が柔らかくジューシーで糖度が高い「なつたより」を収穫した。福田さんは「例年より小ぶりだが、4月の好天で味は良好」と話す。

 管内の枇杷部員は22人。約2.3haを栽培し、品種は「長崎早生」が60%、「なつたより」が25%、「茂木」が15%。生産者が収穫後にサイズごとにパック詰めし、JA集荷所で検査を受け、県内市場へ出荷する。6月上旬までに目標出荷量1トンを計画する。