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[未来を見つめる わたしの地域のSDGs](100) 環境配慮へ意識変化 JA鹿本

2023.06.01
回収したエコキャップを仕分けする女性部役員

 JA鹿本女性部は毎年9月と3月の年2回、ペットボトルのキャップの回収を通して地域貢献活動に取り組んでいる。この取り組みは2012年に始まり、今年で12年目を迎える。各家庭やJAの各事業所にキャップ回収スペースを設けることで分別・回収を促し、活動継続につなげる。取り組みを通じて、持続可能な開発目標(SDGs)の目標3「すべての人に健康と福祉を」と目標14「海の豊かさを守ろう」を目指す。

 22年度は山鹿、鹿北、菊鹿、鹿本町、鹿央、植木支部で合計410キロの回収となった。23年3月には、各支部でキャップ計150キロ(約6万5000個)を回収し、同女性部役員らが収集業者へ持ち込んだ。

 支部長らは「毎日の生活の中でほんの少し意識を変えるだけで、人にも地球にも優しい結果が生まれる。少しでも役に立てれば嬉しい」と話した。

 地球温暖化は私達にとって切実な問題であり、資源として分別すれば二酸化炭素(CO2)削減にもつながる。提供したキャップは、再生プラスチック原料として再利用、換金され、医療支援や障がい者支援、子ども達への環境教育など、様々な社会貢献活動にあてられる。