熊本の農畜産物

ハウス桃の出荷始まる JA鹿本

2023.05.27
桃を収穫する松本さん

 JA鹿本管内で5月中旬から桃の出荷が始まった。2023年産も糖度が高く、高品質に仕上がった。6月上旬までをピークに8月中旬まで続き、総出荷量は約15トンを見込む。

 熊本市北区にある松本信博さん(48)のハウスでは、出荷を控えた桃の香りが広がっていた。松本さんは「美味しく仕上がっている。多くの方に食べてもらいたい」と話した。

 JAモモ部会は6戸の農家が2.1ヘクタールで栽培する。品種は「ちよひめ」から「はなよめ」「日川白鳳」「赤宝」「あかつき」「長沢白鳳」「川中島白桃」と続く。300グラムパック(1パック2玉入り)と1キロ化粧箱(1箱5、6玉入り)に手詰めし、主に関東、中国、四国、九州方面の市場へ出荷する。

 5月中旬、出荷ピークを前に生産者やJA指導員、選果場の従業員らが集まり、生産者の出荷規格を揃えるための目ならし会を開いた。JAの藤森拓郎指導員が説明。「一人一人が規格を意識して出荷することで、消費者に高品質な桃を届けようと努めている。定期的に目ならし会を開き、規格遵守に継続して取り組みたい」と話した。