
県内一の出荷量を誇るJA菊池管内の春ニンジンが出荷本番を迎えてた。主な出荷先は、県内や広島、京都で6月中旬まで日量30トンの出荷を見込む。
JAの選果場で集荷し、オゾン殺菌や保冷庫での保存で鮮度を保つ。市場の要望や用途に合わせ出荷する。
集荷場には掘りたての泥付きが持ち込まれる。水槽で泥を落し、3段階のブラシング後、プールで冷やされ、オゾン殺菌シャワーを浴び選別する。箱詰めは3L~Sまで。大きさや品質で13等階級に分けて保存する。
主な品種は「ベータリッチ」「紅うらら」「TCH-711」。31戸が54ヘクタールで栽培する。サラダやジュースに最適で、管内の農産物市場でも人気だ。
西淳史指導員は「種まき前後の乾燥や、冬場の低温で肥大は鈍く小玉傾向だが品質は良好」と話す。