熊本の農畜産物

ハウスレイシ選果順調 「ゴーヤの日」に向け準備 JA熊本市

2023.04.28
レイシを選果する作業員

 JA熊本市管内で4月中旬から、ハウス栽培のレイシ(ニガウリ=ゴーヤー)の選果が始まった。品種は「えらぶ」。初選果日は野菜選果施設に800ケース(1ケース3キロ)が集まり、関東、関西、中京中心に出荷した。

 5月上旬に出荷最盛期を迎え、6月末まで出荷が続く。5月の大型連休や5月8日の「ゴーヤの日」に合わせて日量1500~1700ケースまで増える見込みだ。

 2023年産は2月の寒波の影響で苗の生育が遅れたが、3月以降天候に恵まれたことで取り戻した。その結果、例年より3日ほど早い選果スタートとなった。

 JAレイシ部会では20戸が約5.4ヘクタールで栽培する。部会で定めた出荷規格にのっとり、家庭選別を徹底する。総出荷量9万ケース、販売金額1億円を目指す。

 販売担当者は「生産者に少しでも多く利益を還元したい。市場と連携を密に取り、有利販売に努める」と話した。