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キャベツ品質維持を 3年ぶり出荷査定会 JA熊本市

2023.04.18
査定会で説明をする宮川部会長

 JA熊本市キャベツ部会は3月下旬、春キャベツの出荷査定会を城山支店で開いた。本格化出荷の前に出荷規格や箱詰めの確認を目的に、3年ぶりに開いた。生産者や市場8社、JA関係者ら35人が参加。出荷基準の確認、統一でキャベツの安定出荷、高品質維持につなげる。

 宮川俊幸部会長が等階級や箱詰めの仕方、外葉の調整を実演しながら説明。市場代表者が「台風や1月の寒波の影響で春キャベツの収量は全体的に減っている。今年はコロナが落ち着き、観光客や外食が増え、消費地の需要が増える見込み。市場、JA、生産者一体となって有利販売を目指す」と話した。

 部会は35戸が7ヘクタールで作付け。品種「春ごろも」は現在日量400ケース(1ケース10キロ)を熊本、福岡、広島に出荷する。5月上旬の最盛期に日量1500ケース(同)まで増える見込み。