
熊本県内一の「大長ナス」産地であるJA鹿本では、春の出荷ピークを迎えている。JA大長なす部会は7戸で3.5ヘクタールを栽培、総出荷量約350トンを見込む。県内をはじめ関東や関西など全国の市場へ出荷する。
大長ナスは一般的なナスの3倍ほどの長さに育ち、大きいもので長さ60センチにもなる。食味はふっくらと柔らかく、あくが少ないので「生食」もできるのが特徴。 熊本市北区植木町では地域一帯で古くから作られており地域の特産、ふるさと野菜として栽培されている。2013年に部会独自でネーミング募集を行い、ブランドネーム「長助」として全国的な大長ナスの知名度向上と消費拡大を図っている。
木原修部会長は「今年も大きさ、味ともに上々の出来。天ぷらや大長ナスを生地にしたピザがお勧め。ぜひ多くの方に食べてもらいたい」と話した。