熊本の農畜産物

大玉スイカの出荷スタート 品質は良好 JA熊本市

2023.04.15
スイカを荷受けする作業員

 JA熊本市営農組合では、3月下旬から大玉スイカ「春だんらん」の出荷を始めた。初日は関東、関西を中心に約400玉を出荷した。4月3日時点で、日量3000玉を出荷。4月下旬~5月の大型連休にかけて出荷が最盛期を迎え、日量2万玉まで増加する見込み。6月下旬まで、総出荷量60万玉を目指す。

 2023年産は1月と2月の寒波の影響で、やや生育後退でのスタートとなったが、3月以降、天候が回復し品質は良好。収量も増加傾向にある。

 JA北部園芸部会では生産者150人が110ヘクタールで作付けする。週1回、役員が査定会を開催し、生育や販売状況を確認する。天候などを見極め、安定した高品質の出荷に努める。

 北東営農センターの尾方健販売係長は「例年にない天候で生産者は大変苦労している。少しでも農家に還元できるよう、有利販売に努める」と語った。