熊本の農畜産物

春メロン初出荷 出来上々 JA熊本うき

2023.04.07
選果されるアンデスメロン

 JA熊本うき管内で3月下旬、2023年産春メロンの出荷が始まった。年末年始の冷え込みの影響で生育にやや遅れが見られたが、2月以降の好天と生産者の努力によりその後は順調に生育。糖度も十分で、上々の仕上がりとなった。7月下旬まで約28万ケース(5キロ、8キロ中心)の出荷を見込む。

 JA熊本経済連「第二園芸集送センター」では、選果前に作業員の目ならし会を実施。選果基準を徹底し、適切な品質での出荷に努める。

 初日はアンデスメロン170ケース(1ケース5キロ)を関東地方中心に出荷。秀品の2Lが中心だった。

 営農指導部園芸三課の辻貴之課長は「シーズンを通した安定出荷ができるよう、指導に力を入れたい」と話した。

 JA管内は県内でも有数のメロン産地。品種はアンデスから始まり「クインシー」、JAプライベートブランド「オレンジハート」「アールス」「肥後グリーン」と続く。JA管内では延べ214戸の生産者が51.3ヘクタールで作付けしている。