熊本の農畜産物

春の味覚本番 タケノコの出荷順調 JAやつしろ

2023.03.23
生産者から持ち込まれたタケノコ

 JAやつしろ東陽生姜選果場でタケノコの出荷が順調に進んでいる。選果場では3月上旬、生産者5人が持ち込んだ50キロがサイズごとに選果された。

 3月下旬に迎える最盛期には、日量500キロの出荷を見込む。営農部野菜・果樹・特産課の三枝司昌さんは「昨年よりも収量が多い見込み。より多くの方に手に取ってもらいたい」と話す。

 傷などが付かないよう手作業で慎重に収穫するため、小さいサイズでも1本の収穫につき5分かかるなど生産者の苦労がある。筍部会の梅本部会長は「生産者の高齢化が進んでいるため、品質を上げて販売高を確保したい。部会員全員で竹山の管理などを徹底していく」と話した。

 部会は今シーズンの総出荷量約7トン(昨年比130%)を目指す。出荷は4月中旬まで続く。