
JA熊本うきイ草生産部会員で、宇城市小川町住吉地区の農家6人で構成する「小川草心会(そうしんかい)」は2日、宇城市立河江小学校に出向き、同校3年生に畳表を使った写真フレーム作りを指導した。イ草の魅力を広めようと、今年で16回目の取り組み。児童84人は、授業参観で訪れた家族と一緒に体験し、地元産のイ草の良さに触れた。
同町は県内でも有数のイ草産地。同校を訪れた会員は実物を手に、イ草の栽培方法や畳表の生産過程などを分かりやすく説明した。児童らの質問にも丁寧に回答し、児童たちとの交流を深めた。
同校では総合的な学習の一環として毎年3年生がイ草について学んでいる。児童らは用意された畳表の写真フレームの縁(へり)に千代紙を貼り、完成したフレームに気に入った写真を入れて楽しんだ。
同会の光永千里会長は「子どもたちがイ草に触れる機会が減っているので、今回の授業を通してイ草の良さを感じてほしい」と話した。

