ＪＡあまくさでは２月上旬から、日本全国の花農家が育てた花を取り扱う農家直送の電子商取引（ＥＣ）セレクトショップ「はなぞくかぞく」とコラボし、拡張現実（ＡＲ）技術を利用したＰＲをしている。

　同ＪＡでは本年度の自己改革の取り組みとして「花のインターネット通販の利用率向上」を掲げている。同ショップではＪＡの主力生産品であるカスミソウ、トルコギキョウ、キンギョソウの花き３品目を、カラーバリエーションもそろえ、全１４種類を販売している。

　今回のコラボ企画ではＡＲ技術を使って、スマートフォンやタブレット端末などのカメラを通して、自宅のテーブルや職場の棚の上などに仮想の花を配置し、花がある環境を疑似体験できるようにした。下島営農指導センター長代理の吉澤清さんは「ネット通販は手に取って見ることができないため、まずはＡＲで『ここに花があったら』というイメージを膨らませてほしい。購入されてから『どんな手触りで香りがするのか』など、本物の魅力を楽しんでもらえると嬉しい」と話した。

　ＡＲ体験は同ショップサイトの特集ページに掲載されている２次元コード（ＱＲコード）を読み込むことで、無料で利用することができる。