熊本の農畜産物

ジューシーオレンジの収穫スタート JA本渡五和

2023.03.14
ジューシーオレンジを収穫する上野さん親子

 JA本渡五和管内でジューシーオレンジの収穫が始まった。出荷は5月上旬まで続き、500トンを計画している。

 JAみかん選果場の夏井直哉場長は「香り良く、さっぱりとした食味で後味も爽やかに仕上がっている」と話す。

 天草地域のジューシーオレンジは「あまくさ晩柑(ばんかん)」の名称で知られる。1936年に同JA管内の志柿地区で植栽されたのが始まり。

 天草市にある上野弘喜さんの園地では、息子の那生貴さんと3日から収穫を始めた。上野さんは「糖度が高く美味しい果実が出来た。たくさんの人に食べてもらいたい」と話した。

 JAみかん選果場では7日から出荷が始まった。2022年産はMサイズが中心で数量は例年より少ないが、品質は良好だ。外観や食味などを入念に確認し、主に東北や関東、名古屋方面へ出荷する。