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「球磨栗」振興策を説明 大学准教授が取材 JAくま

2023.03.07
インタビューに応じる髙野部会長(右)

 大阪工業大学知的財産学部の長谷川光一准教授が2月中旬、「球磨栗」についてのインタビューを行った。熊本県JAくま果樹研究会栗専門部会の髙野和夫部会長とJA販売直販課の前田剛志さんが応じた。髙野部会長は昭和30年代に本格的な生産が始まった栗の歴史や部会としての取り組み「家庭選別、水選別の徹底」などを話した。園地では剪定(せんてい)の重要性なども紹介した。

 長谷川准教授はJA熊本中央会が取り組む、JA戦略型中核人材教育研修「未来塾」で経営マネジメントの講義を担当する。今回、「未来塾」に参加した職員が「球磨栗」について発表したことがきっかけとなった。

 長谷川准教授は2022年度から「農産地における集積のダイナミズムと競争優位の構築要因」という研究を開始。全国の産地が創意工夫をしながら競争力をどうつけていくのか、競争力構築プロセスと結果を得るのに最も効率のよい方法(ベストプラクティス)を明らかにしようとする。4年かけて研究が行われる。

 インタビューでは、同JAの子会社で「球磨栗」のペーストを製造する(株)クマレイも加わり、販売状況や商品開発を説明した。