
JAかみましきでは不用になった農薬の回収に取り組んでいる。有効期限が切れたり、作物ごとの適用範囲の変更で使わなくなった農薬をJAで回収することにより、農家の処分負担の軽減や違法な廃棄を防ぐことを目的としている。この取り組みは、持続可能な開発目標(SDGs)の12「つくる責任 つかう責任」にも通じている。
管内にある各購買店舗で年に1回、不用になった農薬や空き容器を回収している。2月上旬に回収を行い購買店舗には多くの不用農薬や空き容器が持ち込まれた。回収した農薬は、専門の産業廃棄物処理業者に委託して処分をしている。
農薬の処分方法は法令で定められており、一般の家庭ごみとして出すことは禁止されている。各購買店舗に持ち込まれた農薬は、液剤や粉材など種類別に手作業で分けて段ボールに入れる。特に液剤は漏れ出さないように細心の注意をして作業をしている。
担当職員は「不用になった農薬を集めることで違法な廃棄を防ぐことにつなげていきたい。また、農家の負担軽減や自然環境が良くなる取り組みを考え取り組んでいきたい」と話した。
JAではこの他に廃ビニールの回収もしている。違法廃棄を防いで環境にやさしい農業を目指し取り組んでいる。