熊本の農畜産物

イチゴの出荷好調 関西と関東を中心に出荷 JA熊本市

2023.02.03
イチゴを収穫する磯野部会長

 JA熊本市白浜苺(いちご)部会は11月中旬から2022年度産イチゴの出荷が始まっている。熊本市西区河内町の白浜集荷場では1月19日時点で主力品目である「ゆうべに」6000パック、「恋みのり」2000パック(ともに1パック250グラム)を連日、関西と関東を中心に出荷している。5月下旬まで続き、総出荷量120万パック、販売金額4億8000万円を目指す。

 同部の磯野功明部会長のハウスでも連日収穫作業に追われていた。40アールを作付けし、日量500パックを収穫。22年度産はイチゴのなり疲れが少なく、病害虫の発生も抑えている。品質、収量ともに例年を上回り計画通りに進んでいる。

 同部会は生産者17戸が6ヘクタールを作付け。職員と生産者同士の情報共有を密に行い、部会で定められた出荷規格にのっとった家庭選別を徹底する。その他、ハダニの天敵を全戸で導入し、減農薬栽培にも努める。

 磯野部会長は「市場や消費者に安全・安心なものを提供したい。部会でバラつきのない品質と安定出荷を目指して最後まで取り組みたい」と話した。