熊本の農畜産物

キャベツ「春のかほり」出荷開始 JA熊本市

2023.01.24
キャベツを荷受けする職員

 JA熊本市城山支店の集荷場で1月上旬からキャベツ「春のかほり」の出荷が始まっている。16日時点で日量300~400ケース(1ケース10キロ)を週3回それぞれ熊本、福岡、広島、山口に出荷。3月まで続き、その後「春ごろも」に切り替わる。

 2022年度産は生育期に雨が少なく推移し、12月に冷え込んだ影響もあり、出荷、生育が例年より1週間ほど遅れた。病気や病害虫による被害はなく、高品質なキャベツに仕上がっている。

 JAキャベツ部会では52戸のうち25戸が約7ヘクタールで作付け。キャベツ全体の出荷は6月中旬まで続き、総出荷量7万ケースを目指す。

 担当者は「生産者の栽培管理により、高品質な仕上がりになっている。出荷終了まで品質を保ち、安定出荷で有利販売に努める」と話した。