
JAあまくさは生産コスト低減に向け、ミニトマトの出荷用の段ボール箱の規格見直しを検討している。1箱あたり約52円かかっていたが、7円程度のコスト削減が期待でき、生産者が資材を購入する際の負担を減らす。
同JAとJA熊本経済連、生産者で話し合い、3月から試験出荷を始める予定だ。
現在は横揺れなどを低減させるため、箱の中心部に中敷き用の細長い段ボールをとりつけたものを使用している。新たな規格は従来の中敷きをなくし、組み立て方も簡単になるよう設計。横揺れの対策で深さは増すが、段ボールの全体量は減る。
担当者は「新しい箱はより組み立てやすく、コスト削減だけでなく農家の作業効率アップにも期待できる。協議を重ね、生産者の負担軽減に努めていきたい」と話す。