
JAくま管内で11月下旬、抑制カボチャ「くりゆたか」の出荷が最盛を迎えた。JA管内の選果場では11月12日から出荷が始まり、日量約1000ケース(1ケース10キロ)が持ち込まれている。主に中部・九州管内に出荷する。
肥大期に襲来した台風14号の影響で葉折れや傷などの被害が発生。やや小玉傾向だが、台風接近前に開いた講習会で台風対策の呼び掛けや、通過後の殺菌消毒など防除を徹底し、収穫量などへの影響は最小限に収まった。
収穫は10月下旬に始まり、2週間~20日ほど風乾する。出荷前には食味検査を行った。
JA販売担当者は「台風被害が心配されたが食味の問題はなく品質は良好。冬至に向けしっかりと販売していく」と話す。
2022年産は生産者48戸が約10ヘクタールに作付けする計画で、総出荷量70トンを見込む。