熊本の農畜産物

豊富な地下水で育ったカラーの出荷始まる JA熊本市

2022.12.07
出荷するカラーを確認する園田部会長

 熊本市の御幸地区で11月上旬から、豊富な地下水で育ったカラーの出荷がスタートした。111月17日時点で日量500~600本を週2回、主に関東地方に向けて出荷。3月から最盛期に入り、最大で日量約3500本となる見込み。5月上旬まで続き、出荷数量9万本を計画する。

 JA熊本市御幸カラー部会は2人の生産者が38アールで作付け。収穫から選別、箱詰めまで生産者が手作業で行う。早朝に運び込んだカラーを長さ、大きさに分けて1束ずつ丁寧に選別し、苞(ほう)が白い「ウェディングマーチ」と熊本県の育成品種「ホワイトトーチ」、苞が緑色の「グリーンカラー」「レモングリーン」の4種を出荷する。

 園田重信部会長は「一部品種で生育が遅れているが、肥培管理を徹底して挽回し、より良いものを出荷していきたい」と話した。