熊本の農畜産物

スティックセニョール出荷開始 仕上がり良好 JA熊本市

2022.11.26
出荷するスティックセニョールを確認する販売担当職員

 JA熊本市管内で11月上旬からスティックセニョールの出荷が始まった。初出荷はJA野菜選果施設に22ケースが集まり、県内の市場中心に出荷した。主にL階級を週6回の集荷で総出荷量3万4000ケース(1ケース3キロ)、販売金額6000万円を目指す。

 2022年産は例年より気温が高かったため、順調に生育が進み品質良好の仕上がりになっている。

 JAスティックセニョール部会は50人が7ヘクタールで作付け。スティックセニョールは天候に左右されやすいため、定植時期の分散をして安定出荷に取り組む。イベントや販売促進会でスティックセニョールのレシピが載ったパンフレットを配り、消費拡大にも力を入れる。

 JAの販売担当職員は「3月の出荷最盛期に向けて準備を進める。少しでも高値で生産者に還元できるよう市場との交渉に努める」と話した。