熊本の農畜産物

「いい夫婦の日」彩る 宿根カスミソウ順調 JA菊池

2022.11.21
厳しい検査を経て全国に発送するカスミソウ

 JA菊池北営農センターで宿根カスミソウの出荷が順調に進んでいる。22日の「いい夫婦の日」に向けて、出荷量も増加。出荷箱に「いい夫婦の日はカスミソウ」の県下統一特製シールを張ってカスミソウをアピール。厳しい検査を経て全国に発送する。

 JAカスミソウ販売担当の岩下将久郎さんは「晴天が続き開花が少し早まり、出荷量も増えている。県内産地、市場、販売店が協力してPRしていく。また、定期注文も増え、相対取り引きも開始した」と話した。アレンジ用の染めカスミの注文も増えている。

 同部会はカスミソウ専門委員会を設置。地域に合った品種の栽培試験や現地検討会、日持ち試験を重ね、品質向上と日持ちの良いカスミソウを目指す。専門委員会では部会員全員の品質を均一化するための出荷前検査の強化で、一層の品質保持に努める。

 管内の宿根カスミソウ栽培面積の8割を占める主力品種「アルタイル」は花粒が大きめで、白さが際立ち、アレンジや花束、生花など、幅広い材料として人気だ。日持ち試験の継続で菊池のアルタイルは市場での評価も高い。