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[人つなぐ、JA 私たちの自己改革奮闘記](234)若手職員ら農家支援 JA鹿本

2022.11.22
ビニールを張る援農隊員ら

 JA鹿本は若手職員を中心とした「援農隊」を結成し、ハウスの被覆作業が困難な農家を支援している。農業者の高齢化対策の一環で、労働力の支援と地域貢献を目的に、3年前に始めた。

 援農隊は日頃から要望の多いビニール被覆に着目し、おおむね70歳以上の後継者のいない農家を主な対象として実施。JAの各部署から集った職員総勢21人が3班に分かれて作業を行う。

 10月中旬から受付を開始し、10月末現在で3戸の申し込みがあった。

 第1回の活動では、援農隊員が山鹿市菊鹿町のイチゴハウスに集結。利用者が事前に準備した資材を使い、指示に従って作業を進めた。2時間ほどで3連棟14アール分のビニールを張り終えた。ビニール被覆作業が未経験の職員にとっても良い学びの場となった。

 利用者は「ビニール張りは大変な作業。応援のおかげで作業が早く終わり、とても助かった」と話した。JAは今後も援農隊による支援活動を行いながら、一層の生産維持・拡大に努めていく。

 援農隊利用申し込みは12月まで行い、随時活動する予定だ。