
中高生の自転車事故を1件でもなくしたいという願いから、JA共済連熊本と熊本県警本部、JA鹿本が連携して11月上旬、熊本県立鹿本農業高等学校で「JA共済自転車交通安全教室」を開いた。地域に密着したJAの地域貢献活動の一環で、県北地区では今年度初めての開催となった。
JAの横手一夫常務は「この体験を活かして今後の交通安全に努めていただきたい」とあいさつした。
会場ではスタントマンがルールを無視した自転車の運転で、車にはねられたり、人をはねたりする事故を再現。ヘッドホンをしたままの運転の危険性を訴えた。
同校交通委員長の古川千夏さんは「交通事故の怖さ、交通ルールを守ることの重要さを感じる経験ができた。今後も色んな立場で運転することになるが、他者を思いやる運転を心がけたい」と話した。