
JA菊池は10月上旬、「農業者の所得向上」と「地域・JAの成長」のための自己改革タスクフォース最終報告会を、JA情報センターで開いた。6月に開いた全体キックオフに参加したJA常勤役員4人、経済事業担当部課長31人、各連合会担当者18人が出席した。
経営状態の客観的分析から具体策の実行に向かうため、連合会など(農林中金、県中央会、経済連、共済連)と協働してJAの施設視察、各部門でのヒアリングを行い、会議を重ねてきた。
報告会では各部門から合計19のソリューション(解決や解答)が報告された。今後は各連合会の支援やサポートを受けながら実践していく。3年後を目標に、具体的な計画も組まれた。
実践に向けて鍋島誉一営農部長と、渡邊昇生活部長が「時代や環境の変化に対応しながら、全役職員が情熱をもって、この取り組みを成功に導いていこう」と決意表明した。
三角修組合長が「経営理念である未来永劫(えいごう)に変化成長を加え、組合員、利用者の理解と協力を得て、必ずやり遂げるという強い意思を持って進めてほしい」と締めくくった。
参加者は「経済事業の課題について、連合会支援チームと数値データなどを用いた分析や解析を行うことで、新たな観点が見え具体策が示された。目標に向かってしっかり進めていきたい」と話した。
今後も実行計画の進捗、実績を確認する会議を毎月1回行い、ソリューションの実現に向けて進めていく。